ヘアムース(フォーム)は、ストレートにも、ナチュラルカールにも、ニュアンスパーマにも使えるスタイリング剤。
1つにヘアムースといっても、ソフト系、ナチュラル系、ハード系、ウェット系など豊富な種類が魅力。また、ヘアケアに使えるトリートメント系も人気。あなたの髪質や好みのデザインによって使い分け可能です。
しかし、種類が多すぎて何を選ぶべきか?悩んでしまう人が続出!
そこで今回は「美容師厳選!女性におすすめしたいヘアムース」を大発表。髪質やヘアデザイン別におすすめ商品をご紹介していきます。
何も、ヘアムースはメンズ用だけではありません。最近では、レディース用の商品も人気。きっと彼女やお友達のプレゼントにも喜んでもらえるはず。
美容師おすすめのヘアムースをご紹介していきます。ヘアフォームを使うことで、パーマスタイルはカッチリ。ストレートは艶やかウェットに決まる。
ヘアムース(フォーム)とは
ヘアムース(フォーム)とは、”泡状”の整髪剤・スタイリング剤のこと。手のひらに出した泡を髪に塗布して使用します。
セット力が弱いソフト系から、セット力が強いハード系までさまざま。ヘアスタイルを固定するものはもちろん。コンディショニング成分(油分や毛髪補修成分など)を配合したトリートメント効果が期待できるヘアムースも人気。
ヘアムースとヘアフォームの違いについてよく聞かれますが、両者の違いはあやふや…。なので、名前の違いよりも、セット力や質感の違いで選ぶのがおすすめ。
ヘアムース(フォーム)の効果・効能
ここ最近は、バームワックスやヘアオイル、ヘアミルク派が主流。でも、ヘアムースの絶妙なウェット感、セット力は根強い人気を誇ります。また、水分が多く含まれているので、くせ毛やパーマスタイルとの相性は最高。ヘアムースには、次のような効果が期待できます。
- 保湿効果(乾燥やパサつきの改善)
- 毛髪保護効果(熱や乾燥、紫外線から毛髪を守る)
- トリートメント効果(リペア成分によるダメージの補修)
- 質感の向上(艶感、ハリコシの向上)
- スタイリング効果(まとまり、束間の表現)
- リラックス効果(香りによる心身の安定)
ヘアムースの最大の特徴は”泡”です。水分を含んだ泡は、伸びが良く馴染みやすくなっています。一方で、ワックスはドライ~ややウェットな質感が主流。伸びはムース・フォームと比べると劣ります。
質感 | 髪馴染み | |
---|---|---|
ムース・フォーム | ウェット | ◎ |
ワックス | ドライ〜ややウェット | ◯ |
ムースは水分入りなので、パーマのスタイリングにおすすめ。パーマは濡れた時に、ウェーブが1番強く現れます。なので、水分を多く含むムースとの相性がGood!
一方で、デジタルパーマの場合は、髪が濡れた状態ではウェーブがだれる恐れがあるのでワックスを使いましょう。
くせ毛で悩んでいる方も、ヘアムースを使い癖をあえて活かすのもあり。トレンドのウェットな濡れ髪をGETしてモテ女に。
ヘアムース(フォーム)の成分
ヘアムースは、色々なタイプがあり、セット力や質感もさまざま。そこでヘアムースの種類を分かりやすくまとめてみました。
ガスタイプ | ポンプタイプ | |
---|---|---|
ガス配合(エアゾール) | ◯ | × |
主な成分 | 水・ガス・界面活性剤・セットポリマー・固形油分・液状油分 | 水・ガス・界面活性剤・コンディショニング成分 |
特徴 | きめ細かい濃密泡。狙った部分に付けやすく、薄付しやすい。 | きめが粗く水っぽい泡。髪をしっかりと濡らしやすい。 |
セット力・ホールド力 | ハード系が主流 | ナチュラル/ソフト系/トリートメント系が主流 |
<女性・ストレートにおすすめ>ソフト系ヘアムース(フォーム)
<パーマにおすすめ>ナチュラル系ヘアムース(フォーム)
<ショートメンズにおすすめ>ハード系ヘアムース(フォーム)
ヘアムース(フォーム)の使い方・捨て方
ヘアムースの正しい使い方
ヘアムースの使い方は、求めるニュアンスによって変化します。今回は、ストレート、ソフト系、ナチュラル系、パーマに使えるヘアムースの使い方をレクチャー。
- 1.完全ドライorタオルドライの状態を作る
- 朝起きた時のように完全に乾いた状態にドライします。または、「全体が軽く湿っている」と感じる状態になるまで、しっかりとタオルドライで乾かしましょう。髪がビチョビチョだと、ムースが馴染み過ぎて、逆に上手くスタイリングできません。
- 2.適量のムースを手に取る
-
適量のムースの泡を手にとり、軽く伸ばしましょう。髪の長さや量に応じて、量を調整
ショート ミディアム 目安量 ピンポン球2~3 ピンポン球3~4 - 3.まずは、髪表面から馴染ませる
- 髪表面から握りこむように馴染ませます。
- 4.次に、内側から空気を入れるように揉み込む
- 髪の内側から握り込み、馴染ませま。。空気を含むように、髪の中から持ち上げるように、下から上に揉みこむイメージで全体に付けましょう。ベタつきや、ムラにならず綺麗に付けられます。
- 5.ボリューム、シルエットの調整
- 全体のシルエットを見ながら、ボリュームを出すところ、タイトに仕上げる部分などバランスよく整えます。
- 6.自然乾燥後にほぐして仕上げる
- 自然乾燥後、下から手を入れて振りながらラフにほぐし、指で毛束を散らしたりして仕上げます。パーマは乾かすと、ウェーブがだれてくる場合やドライヤーの風でカールが散ってしまう可能性があります。塗布後は、自然乾燥がおすすめです。
ヘアムースの正しい捨て方
ヘアムースは、正しい捨て方を学ぶことも大切。エアゾールタイプのヘアムースは、ガスが残った状態で捨てると危険。引火爆発の危険性があります。したがって、ガスが配合されたヘアムースを捨てる場合は、中身を使い切りましょう。また、自治体によっては、缶に穴を開けてガス抜きをしてから捨ててください。
- 中身を使い切る(出し切る)
- そのまま、もしくは穴をあけてごみ出し(自治体ルールに従う)
*缶に穴を開ける場合は、火元の近くは避けましょう。また、静電気が発生しにくい服装を心がけましょう。
ヘアムースの飛行機の機内持ち込みについて
「飛行機の機内にヘアムースを持ちこめるか」不安を感じている方は多いでしょう。そこで、機内への持ちみが可能かどうか、国道交通省やANAのHPを参考に調べてみました。
実は、ヘアムースなどスプレー缶に入った「化粧品類(ヘアケア用品、洗顔フォームなど)」は一定の条件のもと’持ち込み’、’お預け’が可能。
化粧品類(ヘアスプレー、制汗スプレーなど)や医薬品類(殺菌・消毒スプレー、冷却スプレー)については、1容器あたり0.5L/0.5kg、1人あたり合計2L/2kgまで輸送が許可されております。(機内持ち込み・お預けともに可)
引火性ガスを使用した日用品・スポーツ用品のスプレー類は持ち込み禁止。「火器と高温に注意」と記載のあるスプレーは、法令により航空機による輸送が禁止されています。
化粧品、医薬品以外のスプレー缶は持ちこみが禁止されていて、罰金が科される場合もあるので注意。持ち込みできるか不明な場合は、事前に空港係員や国土交通省に問い合わせしておくと安心。