美容師が選ぶドライヤーのおすすめ人気ランキング【正しい選び方や使い方もご紹介】

ドライヤーで髪を早く乾かすことは、時短になるだけでなく、熱ダメージの軽減にもつながります。速乾性に優れたドライヤーを選ぶことで、朝晩のスタイリング時間の短縮や、仕上がりの美しさにも大きく差が出ます。

速乾性に優れたドライヤーの目安

速乾性を確認する際は、大風量で広範囲に風が届くドライヤーがおすすめ。目安としては、風量が1.6〜1.9㎥/分以上かつ、温風・冷風切替が可能なドライヤーが理想。また、風量が大きいと音が気になったりスタイリングがしにくい場合もあるため、風量調整機能がある製品を選ぶと使いやすくなります。

風の温度は速乾性に影響するが重要ではない

髪を早く乾かすには、温度だけでなく風量・風速・風の当て方がより重要です。たしかに“温度”は水分を蒸発させる上で一定の役割を持ちます。しかし、髪に熱ダメージを与えるとパサつきや枝毛・切れ毛の原因になりやすいです。速乾性を重視するなら、高温で乾かすよりも風量で水分を吹き飛ばすことや、蒸発した水蒸気を効率よく排出することがポイントです。

機能の差別化が行き詰まり、最新ドライヤーには速乾性だけでなく、使えば使うほど髪が綺麗になるドライヤーが求められるようになりました。数万〜数十万円の高級ドライヤーから、1万円以下で買える安いモデルまで、価格帯もますます広がっています。

1万円以下のドライヤーがおすすめな方

「早く乾くドライヤーであれば十分」「とにかく安いドライヤーが欲しい」という方には、1万円以下の比較的安いモデルがおすすめです。基本的な速乾性能は備わっており、高級ドライヤーと比較しても大差ありません。

そして近年では、1万円以下のドライヤーでもマイナスイオンなどの基本的なヘアケア機能を搭載しているのが当たり前。エントリーユーザーでも、髪の広がりを抑えたりパサつきを軽減したりする効果を気軽に実感できます。手軽に最新ドライヤーを試したい方にぴったりの選び方です。

• 速乾性は高級ドライヤーにも劣らない
• マイナスイオンなど基本的なヘアケア機能も搭載
• 速乾できれば十分、比較的安いドライヤーをお探しの方におすすめ

1万円以下ドライヤー人気順ランキング

1万円〜2万円台のドライヤーがおすすめな方

「髪のダメージが気になる」「手軽にヘアケアをしたい」という方には、1万円〜2万円台のドライヤーがおすすめです。この価格帯になると、マイナスイオンや温度・風量調節機能が充実し始めます。髪への負担を軽減し、潤いやまとまりを実感できるでしょう。

高級ドライヤーはまだ手が届かないけれど、毎日のヘアケアをワンランク上げたい方におすすめの選び方です。

• マイナスイオンや温度・風量調節機能が充実
• 髪への負担を軽減し、潤いやまとまりを実感できる
• 髪ダメージを抑えつつ、手軽にヘアケアをしたい方におすすめ

3万円以上の高級ドライヤーがおすすめな方

「髪質による悩みを改善したい」「サロン帰りのような仕上がりを再現したい」という方には、3万円以上の高級ドライヤーがおすすめです。最新の技術を駆使したドライヤーが多く、熱ダメージの最小化、頭皮ケア機能、髪質改善をサポートする豊富な機能など、美髪と健やかな頭皮を追求できます。

美容へのこだわりが強い方にとって、高い満足感を得られるコスパの良い選び方と言えるでしょう。

• 最新技術で熱ダメージ軽減・頭皮ケア・髪質改善をサポート
• サロン帰りのような仕上がりを再現可能
• ヘアケアやスカルプケアにこだわり、最高の仕上がりを求める方におすすめ

高機能モデルほど価格は高くなる傾向にありますが、無理に高級ドライヤーを選ぶ必要はありません。また、あえて型落ちのモデルなどを選ぶ工夫により、予算内での選択肢がぐんと広がります。

ご自身の予算に合わせつつ、どんな効果を得られるかを見極めること。それこそが、コスパの良いドライヤーの選び方です。

ドライヤーで腕や肩が疲れると感じる方は、軽量モデルを選ぶのがおすすめです。

ドライヤーの平均的な重さは約500g~700g前後と言われています。軽量モデルを選ぶ際の目安としては、約400~600g前後のドライヤーを選ぶと良いでしょう。軽量なドライヤーは、女性や子供でも扱いやすく、持ち運びもしやすいので旅行用としても人気があります。

ただし、軽量モデルの中には風量が弱いドライヤーが多い傾向にあるため、速乾性を求める方はスペックをよく確認する必要があります。ただ軽いだけでなく、ご自身の求める風量や速乾性とのバランスも考慮して選ぶことが大切です。

• 軽量型（約400g～500g未満）：軽いので腕が疲れにくく、収納もしやすいので旅行などの持ち運びにも便利。風量が弱め・機能が少ない傾向にありますが、「マグネットヘアプロ」「絹女」など、軽量で多機能なモデルもあります。
• 標準型（約500g～700g前後）：扱いやすく一般的な家庭用ドライヤーの重さ。「パナソニック」「リファ」など、風量調整・温度調整・マイナスイオンなどの機能も充実しているモデルが多いです。
• 重量型（約700g～900g程度）：やや重めで毎日使うと腕が疲れやすい。ただし、「ダイソン」など豊富な機能を搭載したモデルや、美容室で使われるプロ用ドライヤーも多い。

また、吹き出し口の長さもドライヤーの扱いやすさに大きく影響します。吹き出し口が長いと、頭から距離を取る必要があり、腕にかかる負担が増して疲れる原因になることも。逆に、サロン用のドライヤーの中には重さがあるモデルもありますが、吹き出し口が短い設計だと重心が安定するため、意外と疲れを感じにくい場合もあります。

洗面所などのスペースが限られているご家庭や一人暮らしの方にとって、ドライヤーの収納は頭を悩ませるポイントですよね。

日々の使いやすさはもちろん、収納のストレスを減らすためには、コンパクトで収納しやすいドライヤーを選ぶことが重要です。ここでは、収納のしやすいドライヤーの主な特徴と選び方をご紹介します。

収納しやすいドライヤーの特徴と選び方

ドライヤーの収納は、洗面所の引き出し、収納ボックス、壁掛け、置き型など様々。ご自身の生活スタイルや収納スペースに合うモデルを選びましょう。

• 折りたたみ可能なドライヤー：持ち手が折りたためるタイプ。使用後はコンパクトでき、洗面所の引き出しにすっきりと収まります。収納ボックスで整理したい方にもおすすめです。
• 奥行きがコンパクトなドライヤー：一般的なドライヤーの奥行きは約20〜23cm。コンパクトと言える目安は約15〜18cmあたりです。とくに、15cm前後は旅行などの持ち運びにもおすすめです。
• コードレスドライヤー：充電式でコードがないタイプ。使用中にコードが絡まるストレスがなく、収納時もまとめる手間が省けます。収納ボックスにそのまま入れられるスマートさが魅力です。
• 壁掛け可能なドライヤー：専用のホルダーや収納ボックスで壁掛けできるタイプ。空いているスペースを有効活用して収納できるため、見た目にもすっきりします。

収納しやすいドライヤーを選べば、毎日の身支度がぐっと快適になります。ライフスタイルに合わせて、自分にぴったりのモデルを見つけてくださいね。

海外旅行などでドライヤーを持参したい方は、必ず海外対応ドライヤーを選びましょう。日本と海外では電圧が異なるため、正しい選び方と使い方を知っておくことが重要です。

海外対応ドライヤーの見分け方

日本国内専用のドライヤーは、海外の異なる電圧に対応していないため、そのままでは使用できない場合があります。海外対応かどうかを見分ける方法は、本体やパッケージに記載されている電圧表示を確認することです。

• 「100V〜240V」と表示されていれば、ほとんどの世界中の国々で使用できる「ユニバーサル電圧対応」のドライヤーです。日本の電圧は100Vと低めですが、ヨーロッパは220Vが多いと言われており、この表示があれば安心です。
• 「100V」のみの表示の場合は、日本国内専用のため海外対応じゃないドライヤーです。

海外対応ドライヤーの使い方

海外対応ドライヤーは、主に手動で電圧を切り替えて使用します。持ち手部分などに電圧を切り替えるつまみやスイッチがある場合は、渡航先の電圧に合わせて必ず切り替えましょう。多くの場合は「110V/120V」と「220V/240V」のように表示されています。

海外対応ドライヤーの選び方

海外対応ドライヤーにもさまざまなタイプがあります。コンパクトさ、速乾性、ダメージケア機能など、ご自身の目的に合ったモデルを選びましょう。

• コンパクトな海外対応ドライヤー：持って行ける荷物が限られている海外旅行には、折りたたみ式で軽量なモデルがおすすめ。収納もかさばらず、持ち運びの負担を軽減できます。
• 速乾性に優れた海外対応ドライヤー：短期間の旅行や出張なら、速乾性のあるドライヤーが便利です。忙しい朝でも時短になり、髪を乾かす負担を減らせます。
• 機能性に優れた海外対応ドライヤー：長期滞在の方には、マイナスイオンなどダメージケアに優れたモデルがおすすめ。特に海外はミネラルが豊富な硬水が主流で、シャンプーが泡立ちにくく髪がごわつきやすいです。そこに熱や摩擦ダメージが加わると髪が傷みやすいので、ダメージケアに優れたドライヤーがぴったりでしょう。

海外対応じゃないドライヤーを海外で使うと？

もし海外対応じゃないドライヤーを海外の異なる電圧で無理に使うと、以下のような事態が起こる可能性があります。

• 故障：ドライヤーがショートしたり、発火したりして使えなくなる。
• 火災：最悪の場合、コンセントやドライヤーから火が出て火災につながる。
• 感電：誤った使用により感電事故につながる危険性がある。

海外で使用する際は、必ず「海外対応」と表示されたドライヤーを選ぶか、変圧器と合わせて使用してください。ただし、ドライヤーのように消費電力が大きい家電は使えない変圧器も多いため注意が必要です。快適で安全に使うために、出発前のチェックを忘れないようにしましょう。

ドライヤーを選ぶ際は、ご自身の髪質や悩みに合う機能をチェックすることが大切です。毎日のヘアケアで必要な機能は人それぞれ。自分にぴったりのドライヤーを見つけましょう。

速乾とスタイリングに役立つ「風量調整」

風量調整機能は、強風から弱風までドライヤーの風量を調整できる機能です。髪の量や乾かし方、スタイリングに合わせて風の強さをコントロールできます。

• 濡れている際は強風で一気に乾かせる。
• デリケートな部分には優しい風で、髪へのダメージを軽減。
• ヘアセット時に繊細な風を当て、理想のスタイリングを実現。

髪にツヤとまとまりを与える「温風冷風切り替え」

温風は髪を素早く乾かすのに便利ですが、高温になりすぎると髪の水分が奪われ、ダメージにつながります。最後に冷風を当てることで、キューティクルを引き締め、ツヤのある仕上がりに。セット力も高まり、ヘアスタイルを長持ちさせる効果があります。

• 温風で効率よく速乾。
• 冷風でキューティクルを引き締め、ツヤのあるサラサラな仕上がりに。
• セット力も高まり、ヘアスタイルを長持ちさせる。

髪の潤いとまとまりを与える「マイナスイオン・ナノイー・プラズマクラスター」

髪の広がりやパサつきが気になる方におすすめの機能です。発生する微粒子イオンが髪の表面をコーティングし、摩擦によるダメージを軽減。指通りの良いサラサラな仕上がりになり、乾燥やクセ毛の抑制にも効果的です。

• 髪の広がりやパサつきを防ぎ、しっとりまとまりやすい仕上がりに。
• 指通りの良いサラサラな髪を実現。
• 乾燥やクセ毛の抑制に効果的。
• 特に冬場など乾燥しやすい時期のドライヤーとしておすすめ。

髪の芯から優しく速乾する「遠赤外線ヒーター」

遠赤外線は、髪の内部にまで熱を届け、効率よく乾かすための機能。髪の表面だけでなく、内側からしっかり乾燥させるため、過度な熱ダメージを防ぎます。

• 速乾性を高め、乾燥時間を短縮。
• 髪表面の熱ダメージを軽減し、髪に優しい。
• 地肌にも優しく、髪にハリやコシを与える。
• 忙しい朝や、ロングヘアの方におすすめ。

髪と頭皮への過熱ダメージ防止する「自動温度調整」

髪や頭皮の温度を感知し、自動で最適な風温に調整してくれる機能。髪や頭皮が熱くなりすぎず、常に快適な温度をキープします。

• 髪や頭皮への過熱ダメージを効果的に防止。
• 夏場でも比較的快適にドライヤーを使用できる。
• 適切な温度で、髪の水分を必要以上に奪わない。

頭皮環境を整え健やかな髪へ「スカルプケアモード」

低温かつ弱めの風で、デリケートな頭皮をやさしく乾かすことに特化した機能。頭皮への刺激を抑えながら、健やかな頭皮環境を保ちます。

頭皮環境を守り、フケやかゆみの原因となる生乾きを防ぐ。
• 頭皮のニオイが気になる方にもおすすめ

時間や場所を気にせず使える「静音設計」

ドライヤーの運転音を抑える設計が施された機能。騒音レベルを低減し、より静かにドライヤーを使用できます。

• 夜間や早朝など時間帯を気にせず使える。
• 集合住宅にお住まいの方や、幼い子供のいる家庭にもおすすめ。

腕の疲れを軽減し持ち運びも快適な「軽量＆コンパクト設計」

本体が軽く、コンパクトに収納できるドライヤーの形状が魅力。折りたたみ式や、本体の奥行きが短いモデルなどがあります。

• ドライヤー使用時に腕が疲れるのを軽減。
• 収納スペースが限られた洗面所でもすっきり収まる。

海外への持参が可能な「海外対応モデル」

海外の異なる電圧に対応しているドライヤーの機能。本体に「100V〜240V」といったユニバーサル電圧の表示があります。

• 海外旅行や出張でも世界中で使用可能。
• 旅先でドライヤーを借りる必要がなく、いつものヘアケアができる。
• 基本的に軽量コンパクトで静音設計のモデルが多い。